【自立の嘘】「誰にも頼れない」君へ。依存先を増やすことが、本当の強さになる
やさしいおはなしものしりんご、見て！あの人、いつも一人で何でもできて、すごく自立しているように見えるんだ。ぼくって、ついつい誰かに頼っちゃうから、ああいう人を見ると、なんだか自分ってダメなのかな…って思っちゃうんだよね。
おはなし、それは違うよ。本当に自立しているように見える人ほど、実はたくさんのものに「依存」しているんだ。
え、そうなの？でも、一人で何でもこなしているじゃない？
そう見えるだけだよ。ここで言う「依存」というのは、誰かにベッタリ頼ることだけじゃないんだ。たとえば、朝早く起きてジョギングをしたり、好きな音楽を聴いて気分をリセットしたり、美味しいコーヒーを飲むのを毎日の楽しみにしたり…そういうことも立派な「依存」なんだ。
ジョギングやコーヒーも？
そう。それらは、心を安定させたり、日々のエネルギーを補充したりする、いわば心の「セーフティネット」なんだ。誰かに頼るのが苦手な人でも、仕事や趣味、特定の習慣など、*複数の「依存先」*を持つことで、心のバランスを保っているんだよ。
へぇ…！なんだか、ぼくの知ってる「依存」とは違うみたい。
そうだろ？もし一つのものにだけ依存していると、それがなくなってしまった時に心のバランスを崩してしまうことがある。でも、複数の依存先を持っていれば、たとえ一つがダメになっても、他のものが支えになってくれる。自立しているように見える人は、このセーフティネットをいくつも持っているから、どんな時でも強く見えているんだ。
じゃあ、ぼくが誰かに頼ってしまうのも、もしかしたら悪いことばかりじゃないのかな。
もちろん！誰かに頼ることも、立派な依存先の一つだよ。大事なのは、誰か一人だけに頼りきりになるのではなく、たくさんのセーフティネットを持つこと。そうすることで、心はもっと自由で、強くなれるんだ。
依存先を増やす…！なんだか、ワクワクしてきた。ぼくも、お気に入りの本を見つけたり、新しい趣味を探したりして、心のセーフティネットをたくさん作ってみる！ありがとう、ものしりんご！
うん！君だけの心地よい「依存先」をたくさん見つけてごらん。
