【情報沼の罠】調べれば調べるほど、なぜ不安になるのか?
ねぇ、ものしりんご。ぼく、この間、新しいチャレンジがしたくて、本を何冊も買って、ネットで徹底的に調べたんだ。すごく時間をかけて準備したはずなのに、いざやろうとすると、不安で動けないんだ。だからまた、情報を集めちゃうんだよ...。そうすればするほど、どれもこれも正しいことのように見えて、結局どれを選べばいいか分からず、立ち止まっちゃうんだ。
それはね、行動への不安から逃げているからだよ。「調べること」が目的になって、行動を先延ばしにする現実逃避になっているんだ。世の中の情報は、どれも白黒はっきりした答えじゃない。みんなグレーなんだ。どれだけ集めても、そのグレーが、急に完璧な白に変わることはないんだよ。
でも、そのグレーのままで、どうしたらいいんだい?間違いない道は、どこにあるの?
白黒をつけるのは、君の行動だけだよ。情報はあくまで「ヒント」に過ぎない。君が自分で一歩を踏み出すまでは、情報は永遠に「机上の空論」、つまりグレーなままなんだ。
うーん...。調べることが、現実逃避になっていたのか...。頭で考えることしかしてなかったから、なんだか急に怖くなってきたな。
完璧な準備が整うのを待っていたら、いつまでも動けない。なぜなら、「準備万端の日」なんて、一生来ないからだよ。行動した後に初めて、「この情報はいらない」「この知識が足りなかった」という「本当の白黒」がわかるんだ。
そうか...。怖さとワクワクが同時にあるけど、決断と行動が、ぼく自身の答えになるんだね。やってみるよ!ありがとう、ものしりんご!
うん!完璧じゃなくてもいい。君が「これだ!」と感じた一歩を、不安を抱えたままでいいから、踏み出してみよう。君の未来は、その最初の一歩にしかないんだ。

