「完璧主義」なきみへ
ああ、まただ…!この企画、本当にこれでいいのかな。もっと他に良い方法があるんじゃないかって考えると、なかなか先に進めないんだ。石橋を叩きすぎて、ヒビが入っちゃいそうだ…。
おはなし、それは「根拠を深追いしすぎている」からだよ。完璧な答えを探そうと、無限ループにはまってしまっている。
でも、根拠がないと不安じゃないか!もし失敗したらって思うと、怖くて動けないんだ。
失敗を恐れる気持ちはわかる。でも、完璧な答えなんて、世の中にはほとんどない。どんなに調べても、未来のことは誰にもわからないんだ。そして、完璧を追い求める時間こそが、君の頑張りを忘れさせてしまうことにつながるんだよ。
どういうこと?
大事なのは、「結論を決断ではなく、中断して仮固定する」という意識だ。
中断?仮固定?どういうこと?
うん。それは、「これが完璧な答えだ!」と固く決めるのではなく、「現時点では、これが一番いい方法だろう」と一旦区切りをつけること。そして、「もしうまくいかなかったら、また考え直そう」という余白を残しておくことだよ。
でも、それって中途半端じゃないか?
そうではないんだ。むしろ、君の努力を形にするためのとても大切なステップなんだよ。どんなに頑張ってたくさんのことを調べても、それを「完璧なもの」としてしまうと、次の課題が降ってきてまた悩んでしまうだろう?
うん、そうなんだ。
でも、「ここまでできた!」と一度区切りをつけることで、君がこれまで積み重ねてきた努力をちゃんと認めてあげられる。その「ここまでできた!」という感覚が、君の自己肯定感につながるんだ。完璧な答えを探すのではなく、一歩一歩進んできた自分をちゃんと褒めてあげる。その繰り返しが、君を前に進める力になるんだよ。
根拠の深追いをやめて、仮固定する…なんだか、少し肩の荷が下りた気がするよ。ありがとう、ものしりんご!
うん!君は完璧な梨じゃなくて、動き出すことで成長する梨なんだ。さあ、とりあえずの一歩を踏み出してみてごらん。