「正論に傷つけられた」きみへ
この前悩み事があって、おともだちに思い切って相談したら、「それは個性として受け入れるべきだよね!」って言われちゃって…なんか、そうなのかなって思って、納得できないような納得できるような…そんな気持ちになったよ。
なるほど。大丈夫だよ!そういう時は、「正論」は人の悩みを解決しない!という言葉を覚えておいて!
え?でも、きちんと理論立てて考えられたお話なのに?
実はここに落とし穴があるんだ!「正論」とはすなわち「順序正しく組み立てられた理論」つまり「綺麗なおはなし」に過ぎない。そのおはなしの結論に至るまでに沢山の現実が捨象されてしまう。そのなかには、個人の感情や背景も含まれてしまう可能性が高いんだ。
ふむふむ。だから、響かないこともある?
そうなんだ。もしかしたら、そのお友達の「個性として受け入れるべき」という正論めいた結論は、その子にとっては「救われた言葉」なのかもしれない。でも君とお友達は同じ果物じゃないだろう?
なるほどぉ…僕は自分の「個性」や「気質」をいまいち好きになれなくて、今はそれを受け入れることよりも、変っていく方向へ努力をしてみたかったんだ。その方がちょっぴり、ミライが明るいような気がして!
うんうん!きみなりの結論がでたようだね!
ちなみに、話したかったらでいいし、無理強いはしないんだけれど、どんな悩みだったのか?よければ、いつでもはなしを聴いてあげるからね!
うん!なんで梨はリンゴよりマイナーなんだろうって!悩んでたの!たしかにリンゴは目を引く派手な色をしてるけれど、梨も、品種改良してこの地味な皮の色を派手にしたらいいんじゃないかってね!
……。あン?梨ごときがリンゴになれると思うなよ?残念無念また来秋👋